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【大田区は?】議員報酬&議員定数の全国データ2020を使って紹介!

大田区の話題
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つい先日、早稲田大学マニフェスト研究所によって「議員報酬&議員定数の全国データ2020」が公開されました。

これはビジネス・インテリジェント(BI)という分析ツールを使っており、見る人のニーズに応じてデータが読み取れるようになっています。

自分の住む町の議員数やその報酬額を知ることが出来るのですが、今回は東京都は大田区に限り、データからわかることを紹介していきましょう。

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大田区はどんなところ?

大田区 シンボルマーク

まずは大田区の紹介からです。

大田区は東京23区の最南端に位置しており、空の玄関口である羽田空港を擁しています。23区で最も大きい区ですね。

大森と蒲田という2大繁華街があり、京浜工業地帯の一部をなすだけあって町工場も多いです。下町情緒あふれる街並みが臨海部を中心に広がりますが、一方で田園調布や山王といった高級住宅街もあり、同じ区の中で格差が凄まじいことでも有名です。

金持ちとホームレスが混在する場所、と言われることもあり、様々な価値観も共存しています。

データから読み取れる大田区の現状と他地域との比較

この「議員報酬&議員定数の全国データ2020」は2018年の数字を基に作られていますが、それからは以下の数字がわかります。

  • 大田区人口(2018年時点)・・・ 729,534人 → 東京都ランキング3位(全国20位)
  • 議員定数         ・・・  50人   → 東京都ランキング1位 (全国33位)※世田谷区と同率一位
  • 議員月額報酬       ・・・  615,800円  → 東京都ランキング8位(全国105位)
  • 議員年収         ・・・  10,898,736円 東京都ランキング1位(全国32位)

つまり、50人の議員さんで約73万人が住む大田区のアレコレを決めたり実行のために働きかけたりしているわけですね。

議員さんの報酬は税金ですから、人口が多いと頭割りでそれを支払うことになって一人分の負担は少なくなります。

大田区の議員は50人ですが人口が多いため、負担は少ない方と言えます。住民が議員報酬を負担している金額は、以下の通りです。

  • 毎月1人あたり43円負担
  • 毎年1人あたり759円負担

東京23区内では、17番目に高い負担金となっていました。

 

例えば人口最多、議員報酬も最多の横浜市では、議員が86人いてその手当は年間14億以上となっています。しかし人口が多いため、住民一人が負担する金額は年間で383円です。

これは全国で最も市民負担が少ない市町村区になるわけです。

そして、全国で最も負担額が高いのも紹介しましょう。それは人口最小の東京都青ヶ島村です。

ここでは議員数は6名で支払う額は毎月90万円です。しかし人口が少ないため、村民1人に対して負担額は毎月5524円にもなっています。

 

毎月5000円あれば、何でもできるよ!と思うお小遣いゼロの専業主婦の方、家計に貢献するためにお小遣いを減らしているサラリーマンの方は、たくさんいるのではないでしょうか。

税金は労働者の血や汗の結晶であるわけですから、それを負担する限りはなんとしてもきっちりと「やるべき仕事」をやって欲しいと願うものですよね。

大田区の区民も毎年759円を負担していると知れば、もっと自治体の仕事や役割について考える機会が増えるのでは、と思います。

議員報酬&議員定数の全国データ2020はこちらで確認できます。

報酬は議員の仕事内容に見合うものか?

ところで、区議員の仕事内容はどうなっているでしょうか。

区議員は東京都の特別区に設置される地方議会のメンバーで、仕事は区民の意見を区政に反映させるために区議会で審議や討論を行うことです。

ではその区議会はどれだけあるのかというと、定例会が毎年4回(2月・6月・9月・11月)あり、毎回約10日から1か月間ですね。それに出席するのが、仕事なわけです。

会議がない時には何をしているかと言えば、区民からの意見や要望などを聞き取ったり、区政の説明・報告・街頭演説などをしています。また、政党に所属している方は政党活動も行います。

その結果、月額にして大田区では約62万円を貰うということになります。更にボーナスとして年間320万円ほど支払われていますし、議会に出るための交通費や政務活動費も支払われます。

諸々を合わせると、月に100万円ほどは貰っている計算になるのですね。

これって多いでしょうか、少ないでしょうか?

 

一般的な感覚で言えば、その内容でそんなに貰えるの!?と思うでしょう。1日16時間体を動かして働いているのに給料が手取りで18万円、という方が少なくない現代日本で、ただ会議に何日か出て討論するだけで100万円!これはやっぱり大すぎじゃない?と考えるのは自然だと思います。

しかし、議員は支払う金額も多くなっています。政党に所属している場合には党費が徴収されますし、各種会合の費用や次の選挙に向けての積み立ても必要です。

そのため、自由になる金額は月に20万円ほど、という議員も少なくないそうです。

給料が多いか少ないかは人によって感じ方が違います。人と意見を交わす必要はありますが、自分でも情報を集めて知ろうとする努力はしていきたいですね。

また、やっぱり多いよ!と思う場合には、それを区民で話し合って改善していくことも必要となるでしょう。

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『おたつー。』の編集長。生まれも育ちも大田区。

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