【大田区】2022年3月に蒲田エリアで大規模な停電が発生していた!その日の様子を実録レポ!突然起こる災害への備えを
3月16日に蒲田エリア含む都内で大規模な停電が発生しました。今後の参考にしていただけるよう、停電時の街の様子を実録レポートします。
2022年3月16日23時36分ごろ、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生しました。気象庁の情報によると、大田区がある東京都23区では震度4が観測されたとのことです。
この地震の直後、東京都内を含む1都8県で停電が発生しました。停電が発生した地域は以下の都県です。
静岡県、山梨県、神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県
東京電力によると、一時最大でおよそ210万軒が停電したとのことです。都内でも約70万軒が停電して、報道番組でも大きく報じられました。停電は順次復旧しましたが、全面復旧したのは地震発生からおよそ3時間半後の3月17日2時52分ごろだったといいます。
停電地域の中には蒲田エリアが含まれており、編集部が当時いた蒲田地域では一瞬で街が真っ暗になりました。
停電時の蒲田の様子
3月16日23時36分ごろ、筆者は蒲田駅西口エリアで過ごしていました。とっさにカメラを構え、停電直後の街の様子、そして人々の反応を記録しました。
すると、今後私たちは同様の状況下でどう行動すればいいのか、どんな課題があるのか、見えてきました。
JR蒲田駅は、電気が灯っていました。インフラ設備は非常用電源を導入しているケースが多いため、停電時は避難所としての役割を果たしてくれそうです。
ただ、JR各路線は運休してしまっており、電車で帰れなくなってしまった乗客が帰宅のためにタクシー乗り場に並んでいました。
蒲田駅西口の大通りの様子です。ほとんどの建物が真っ暗でした。注目したいのは、信号機です。停電時は信号機が作動しない状況に陥ってしまうようです。交差点では、通行人と自動車が道を譲り合って通行していたのが印象的でした。
駅側から見たサンライズモール蒲田商店街の入り口です。一部のビルの非常灯が点灯していました。入り口の近くでは、住民や近隣で働く人がスマートフォンを使って連絡を取っている様子が伺えました。
商店街を歩く人の手には、LEDライトをONにしたスマートフォンがありました。iPhoneだと、カメラのフラッシュは懐中電灯機能も兼ねており、足元を照らしながら移動している歩行者が散見されました。
筆者が停電時の街で気になった状況
①ライトを点灯しない自転車の危険性
②緊急時の情報拡散機能の低さ
③非常用電力の重要性
①ライトを点灯しない自転車の危険性
停電時には、信号機が機能しなくなることがわかりました。そのような状況において、無点灯の自転車は自動車・歩行者にとって大変危険な存在だと感じました。
もしぶつかってしまったらと考えると、日頃からライトを点灯させる意識をもつべきだと思います。
②緊急時の情報拡散機能の重要性
停電でテレビを視聴できなくなった方も多いのではないでしょうか。
日常的にテレビを情報源としている住民は、停電時の情報収集能力の低さが懸念されます。スマートフォンのバッテリーはなるべく消費したくないですし、そんなときこそ地域の防災行政無線による情報伝達が命綱になる可能性があります。
③非常用電力の重要性
防犯や安全性の観点から、商業施設は自家発電が可能な設備を所有しておく必要があると感じました。また、個人においては、手巻き充電式などの災害用ツールを常備しておくことが重要だと痛感しました。
最近は、LEDランタンとラジオとUSB充電器が1つになったツールも登場しているようです。ホームセンターやネットで取り扱っているようなので、筆者も1つ自宅に常備しておこうと思います。
以上、3月16日の停電時の蒲田エリアの様子でした。次はいつ停電・災害が発生するかわかりません。イザという時のために、日頃から各自で対策をしておきたいですね。
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