【大田区】『蒲田温泉』で珍しい真っ黒な温泉を堪能!絶品の釜飯もおすすめ!
蒲田には日本でも珍しい「黒湯」という温泉が湧いていることをご存知ですか?墨汁のような真っ黒なお湯は、初めて見るとびっくりするかもしれません。
今回はそんな黒湯が楽しめる「蒲田温泉」という名の銭湯を紹介します。珍しい温泉に入ってみたい方、蒲田ならではのスポットに行ってみたい方は必見です。
黒湯はどんなものなのか、蒲田温泉はどんな場所なのか、この記事で知ったあとは、ぜひあなたも立ち寄ってみてくださいね!
地図はこちら↓
住所は、東京都大田区蒲田本町2丁目23−2です。
そもそも黒湯とは?
「黒湯(くろゆ)」とは、泉質の影響で黒色または黒褐色になっている温泉やその源泉のことを指します。
にごり湯の一種ではありますが、白色や茶褐色をしたにごり湯の温泉と比べると、黒湯はレアかもしれません。少なくとも私は蒲田で初めて体験しました。
黒湯が黒い理由は、「フミン酸」という成分に由来します。フミン酸とは、古代の海のワカメや海苔、海藻や貝殻などが長い年月をかけて変化した有機物のことです。
実は、石油と同じ形成過程でできるものであり、将来石油になるような地下水を汲み上げて温泉としているのが、黒湯なのです。
場所によっては油のにおいがしたり、油が浮いていたりするような温泉もあるみたいです。
「石油の素に入るなんて大丈夫?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。
たしかに黒湯は普通のお湯と比べてとろっとしている場合がありますが、その油分が保湿になったり、傷や疾患に効いたりするようです。
蒲田温泉の公式サイトには、効能は「神経痛、筋肉痛、五十肩、冷え性、疲労回復
健康増進、きりきず、やけど」と書いてあります。日々の疲れをとりたい方はもちろん、身体の痛みや外傷がある方にもおすすめの温泉です。
そんな温泉がなぜ蒲田エリアに湧き出しているのかというと、蒲田は古代、海だったからです。
蒲田だけでなく川崎、横浜、相模原などでも黒湯が湧出しているようなので、蒲田をはじめ海に近いエリアならではの温泉といえるでしょう。
蒲田エリアでは蒲田温泉をはじめとして、「改正湯」、「桜館」、「SPA&HOTEL 和」など、多くの温泉施設や銭湯で黒湯が確認されています。
今回は代表して、蒲田温泉を紹介させていただきます!
蒲田温泉に行ってみた!
「蒲田の温泉に行こう」と思って最初に見つけたのが蒲田温泉でした。
〇〇温泉という名称から、「最初はこのエリア一帯に温泉街があるのか?」と思っていたのですが、そういうわけではありません。1施設の名称としての蒲田温泉です。
でも、蒲田の温泉を代表するような名前なだけあって、素晴らしく楽しめる施設でした!そんなゆったりできて、かつ「おいしい」蒲田温泉を見ていきましょう。
蒲田温泉はJR蒲田駅から歩いて13分。このような住宅街に急に現れます。もう見えていますね、赤い看板が…!
着きました。赤いアーチ状の看板が、まるでここから温泉街が始まるような気分にさせてくれます。隣の青色のコインランドリーも、同じロゴで一体感がありますね。
いよいよ蒲田温泉ワールドに突入です。
券売機で入浴料金を支払うと、その安さにびっくり。なんと500円です。蒲田温泉は「温泉」とはいっているものの、「銭湯」であるため東京都の一律料金として500円なのですね。珍しい温泉にこの金額では入れてしまうなんて…お得すぎます。
※2022年7月15日より東京都の銭湯料金が変更されました(480円→500円)
東京都内の公衆浴場の入浴料金が、令和4年7月15日より、大人・中人・小人がそれぞれ20円引き上げられ、大人500円、中人200円、小人100円になります。
なお、都内共通入浴券は10枚4500円(令和4年6月1日料金改定)に据え置きます。ご希望の方は都内各浴場でお買い求めください。
出典:東京銭湯
地味に値上がりしていて筆者も驚きました。
浴場内には高温の黒湯、低温の黒湯、ジェットバス、電気風呂があります。
黒湯に浸かると墨汁のように真っ黒。湯のなかの自分の身体はまったく見えません。
お湯を手ですくうと、茶色でとろみがあります。しかし「石油の素」だからといってベタベタすることはありません。お湯から上がると、しっとりぽかぽかするような泉質でした。
黒湯に浸かっていたのは私と地元のおばあさんと、金髪の若いお姉さん。老若男女、日本人や外国人問わず、みんなに愛されているのが、「地元の銭湯」かつ「レア温泉」である蒲田温泉ならではだなと、暖かい気持ちになりました。
そして、蒲田温泉の醍醐味はこの「宴会場」にもあります。地域密着型の銭湯でこんな立派な舞台がある宴会場は初めて見ました…!カラオケが楽しめるようです。
宴会場は食事処でもあるので、多くの方はお風呂のあとにご飯を食べに、または一杯飲みにこの2階の宴会場へ足を運んできます。
ぜったいに食べてほしいおすすめメニューがこちら!スタッフの方に「釜飯」をおすすめしてもらいました。
「銭湯で釜飯…」と半信半疑でしたが、これまたすごいクオリティ。
炊き立ての出汁が染みた釜飯はもちろんのこと、お豆腐もお新香も味噌汁もおいしいです。ご飯がおいしいお店って、出されるものすべてがおいしいですよね。
食事処としても地元民から認識されている証拠に、「食べログ」にもページがあるほどです。
https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13158859/
温泉だけでなく、食事処としても存在感を存分に発揮している蒲田温泉。480円で珍しい黒湯に浸かり、同じ施設内で絶品釜飯を食べることができて、カラオケや舞台もあるなんて、ここは一大アミューズメントパークなのかもしれません!
蒲田の黒湯を試すならぜひ、まず蒲田温泉に行ってみてください!
施設概要
施設名: 蒲田温泉
住所:東京都大田区蒲田本町2丁目23−2
地図:
アクセス:JR蒲田駅から徒歩13分
営業時間:10:00~24:30 年中無休
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