ビール好きにはたまらないのが、全国さまざまな場所で製造されている地ビール、クラフトビールですよね。それぞれの特産品を活かした地ビールは瓶のデザイン・味ともに楽しめるため、お土産に買う方も多い商品です。
このたび、羽田空港のお隣の施設「羽田イノベーションシティ」内にある飲食店「HANEDA SKY BREWING」で地ビールの製造が始まりました。複合施設で地ビールが醸造されるのは珍しいですね。大田区には他にも人気の地ビールを作っている工場がありますので、両方をここで紹介していきます。
羽田産の地ビール!?詳細は?
今や東京五輪はどうなるか…という状態ですが、当初、五輪にあわせて海外から人の流れが活発なるためと、羽田空港をいろいろと再開発していました。
そこで作られたのが、空港のお隣の複合施設「羽田イノベーションシティ」ですね。
大田区の会社「大鵬」が持つお店「HANEDA SKY BREWING」の開店そのものは7月だったそうですが、コロナの影響で醸造免許取得が遅れました。
12月24日のクリスマスイブに、大鵬の社長が関係者と一緒に麦芽をタンクに入れ、仕込み開始をお祝いしています。お店で地ビールが楽しめるのは2021年の2月を予定しているそうなので、地ビールファンはぜひ足を運んでください。
地ビールは地元・大田区の産物にこだわり、海苔の粉末を配合しています(現在、大田区内では海苔は取れないのですが、産地だった頃の名残で目利きの良い卸問屋が数多く残っています)。
さらに今度は、地元でとれる柚子を使った地ビールの醸造も予定されているとか。
「HANEDA SKY BREWING」はどういうお店?
「HANEDA SKY BREWING」は羽田イノベーションシティ一階にあるイタリアン・ビアホール。こだわりのビール工場が併設し、「地域との連携」をテーマにした飲食店です。
自慢はなんといってもお見せで仕込まれたクラフトビール!都内各所から厳選したクラフトビールを、地元である大田区の野菜を贅沢に使って作った料理と共に楽しめます。
クラフトビールは一律一杯600円!8種類の中には大田区のオリジナルビールもありますので、気軽に味わってくださいね。もちろんビールだけでなく、ワインやカクテル、日本酒、焼酎も用意されています。
店舗公式サイト→https://hanedaskybrewing0703.owst.jp/
有限会社「大鵬」が作る地ビールでおすすめの2種類
「HANEDA SKY BREWING」を運営している有限会社・大鵬は、もともと地元に50年以上愛されてきた中華料理店でした。2016年には大田区西蒲田で「羽田バル」というお店の営業を初め、多種多様なクラフトビールを作っています。
その中でも令和元年10月に発売された2種類のクラフトビールは人気。大田区の産学連携で製品化された商品で、「山のかほり‐池上梅園‐」と「海のかほり‐ふるさとの浜辺公園‐」です。
山のかほりは、大田区立池上梅園の梅から採取した培養液をビール醸造させて作ったクラフトビールで、独特の香りがあります。
そして海のかほりは、江戸時代から昭和初期まで海苔の一大産地だった大田区の海苔を原料に使っています。クラフトビールの特徴や華やかな香りとフレーバーですよね。この2つのクラフトビールはほんのりと独特な香りがしますので、飲む前にまずは嗅いでみてくださいね。
大田区にあるもう1つの地ビール工場とは?
2015年に大田区の水を使った地ビールとして誕生したのが、「羽田ブルワリー」です。大田区内に小さな醸造所があり、職人が手作りする地ビール「ペールエール」は羽田と冠付けました。「羽田ブルワリーと名前をつけることで、海外からのお客様にもすっと手に取ってもらえるように」ということが理由だそうです。
作られているのは、「ペールエール」「ヴァイツェン」「インディアペールエール」そして「レッドエール」。西蒲田にある直営のビアバー「羽田バル」で、充実したおつまみと共に楽しめますよ。
羽田バル公式サイト→https://hanedabar0520.owst.jp/
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