高級角食三日月 村井とは
2019年11月に大田区久が原地区にオープンした、高級食パンの専門店です。
原材料を「国産品」のみとしマーガリン表記は一切使用しない、製造に携わる職人は如何なる場合もオーナーのみである、とこの辺にこだわりが感じられます。
食パンは角食タイプで、プレーン1種類のみの取り扱いです。
アクセス
東急池上線久が原駅の改札を出て「ライラック通り久が原」の方へ向かいます。
(蒲田駅から五反田駅へ向かう方の改札口がある側。2020年3月時点では、スーパーサミットとパン屋に挟まれている通りです。)
「ライラック通り久が原」を真っすぐ進むと、駅から3つ目の信号で交番のある5股の交差点に行きつきます。
そのまま「ライラック通り久が原」に合わせて更に進んでいくと、駅から4つ目の信号の交差点で、定食屋のような小料理屋のような小さな店が見えます。
「久が原三丁目」という交差点に掲題の店はあります。
(2020年3月時点では、交差点には他にセブンイレブン、米屋があります。)
近づくと、食パン店だとわかりますが、遠目からだと食パン店だとはわかりにくいです。
高級で美味しそうな食パンの看板が出ています。
表から見た店です。
やはり、知っていないと素通りしそうな外観です。
内観/座席
オープンした当時は行列ができていたようですが、今年になって特に行列は見かけていません。
(開店時に行くと少しは並んでいるのかな?)
店内を覗くと、カウンターに人はいませんでした。
(呼び出すと奥から出てきてくれました。)
1畳?2畳?あるかな?というくらいの店内です。
持ち帰り専門なので、席はありません。
店内は、和風のBGMが流れています。
奥に作業場があり、カウンターには食パン達が所狭しに並んでいます。
電卓が竹?木製で、ちょっと可愛いです。
メニュー
オーナーこだわりの食パンは、「角食のプレーン」のみ販売です。
ただ、生地が「クロワッサン」なので、普通の食パンでは見られない面白い食パンとなっています。
料理/ドリンク
購入時に、店員さんがお勧めの食べ方を教えてくれました。
“2cm程度の厚切りにし、焼いて、バターを沢山塗って食べて下さい“と。
なお、生食でも可能か確認したところ、もちろん生食でも大丈夫とのことでした。
ここの店は、風呂敷に食パンが包まれています。
布生地というよりは、不織布に近い生地です。
しかし、風呂敷に包まれているだけで、高級感がかなり上がりますね。
贈答用としてはもってこいの食パンです。
風呂敷を開けると、袋に包まれた食パンが出てきます。
袋は完全密封されています。
食パンと一緒に小さい用紙が2枚入っています。
1枚目の表は、店の紹介です。
1枚目の裏は、店是(造語?)についてです。
社是はみかけますが、店是は初めて見ます。
2枚目の表は、食パンへの愛が綴られています。
2枚目の裏は、食パンの原材料等記載されています。
早速、密封袋を開けてみます。
密封されているだけあって何の匂いもしていなかったのですが、開けた瞬間に重厚感溢れる匂いが!!!
鼻の奥にバターの香りが残ります。
これは、開けた時のサプライズ的に楽しめますね。
余談ですが、、、密封された袋の裏には、消費期限含む商品の情報が記載されています。
この食パンを購入したのが2/27なので、3/3まで持つということは、約5日は日持ちするということですね。
自宅用というよりは、贈答を主として販売されている感じがプンプンします。
そして、ここに内容量も書いてありますが、2斤あって1斤340g以上あるそうです。
っということは、単純計算で2斤だと680g以上となりますね。
せっかくなので、計測してみました。
「692.5g」(皿の重さ抜きで)と表示されたので、表示に嘘偽りはなさそうです。
“村井”の刻印がされています。
クロワッサン生地というだけあって、外から見ただけで生地が練りこまれて重なり合っているのがわかります。
お待ちかねの断面は、気泡が多めで斑に練られた感じです。
それにしても、、、今までにない切りごたえのある食パン!
フワフワ~という感じはなく、ずっしり切った感覚が残ります。
とりあえず、まずは1cm程度の厚みに切って生食で食べてみます。
1口が重い・・・水分がかなり多いようです。
水分を多く含んだ1日経ったクロワッサンを食べたイメージが近いでしょうか。
そして、塩味が強い?!
原材料は多い順に表示されるものなので、食塩ではなくこの味はたぶん発酵乳?
食べ終わると、喉の奥の辺にバターの風味が残ります。
生食で食べたためか、食パンという感じではないなーというのが率直な意見ですね。
生食だったので、1cm程度の厚みにしましたが、1/2枚食べたくらいでもうかなりの満足感がきますね。。。
そのまま続いて、店員さんお勧めの食べ方へ。
2cm程度の厚みに切って、まずはバター無しにしてトースターで焼きました。
すると、普段食パンを焼いている時には聞こえない耳慣れない音が・・・?
トースターから「ジュゥゥゥーーー」という音がします!!
焼き終わってトースターを開けると、食パンが声を出しているように「ジュゥゥゥーーー」と言っているではありませんか!!!
食パンと会話ができた気分です。
そして実食です。
軽い!!!
生食とは大違いで、何口でもいけます!
焼くことで、この食パンの真の力を発揮したのでは?と。
クロワッサン生地と謳っているだけあって、外はカリッカリッ、中はフワッフワッ、柔らかいパイ生地を食べている感じです。
(ただし、塩味は生食同様強めに感じます。。。)
バターなくても十分に美味しいのではないかと思いましたが、せっかくなので翌日の2日目にバター乗せも実食です。
2日目は、食パンならではの恒例?現象、潰れる事件が起きています。。。
食パンの見た目はともかく、焼いてからバターを乗せてみます。
・・・バターが溶けない?箸で持って塗ろうとしても溶けない??
これは食パンに気泡が沢山あるのが原因の様子。。。
仕方ないので、溶けなかったバターと共に、再度トースターへ。
今度は美味しそうに溶けました!
・・・しかし、食パンの気泡からバターが抜けて皿にボタボタと落ちているではありませんか?!
どうしようもありませんが、手がベトベトになりながらも食べることにします。
バター付きだと、ふんわりにしっとりクリーミー感がプラスされますね。
あれ?クロワッサン生地だったはずなのに、生地同士がくっついてしまい、ただの食パンと化しています。。。
クロワッサン生地をダイレクトに味わいたい場合は、バターは不要かもと思いました。
お会計イメージ
食パン二斤で価格は1,000円(税抜き)です。支払は現金のみです。
紫色の風呂敷は標準装備ですが、追加料金220円を払うと、特別な手提げ袋に変更もできるようです。
自宅用の場合はちょっと高く感じるかもしれませんが、贈答用で考えるならこの価格でも問題はない、むしろちょうど手土産にしやすいと当方は思いました。
まとめ
一見パン屋だとわかりにくい佇まいの店ですが、クロワッサン生地の食パンはとても珍しいと思うため、一度は自宅用として食べてみてもらいたい食パンです。
ただ、当方としては塩味が強く感じられたため、小さい子供が食べて喜ぶ味ではないな・・・という判断です。
贈答用として検討するなら、夫婦や大人が良いと思われます。
ちょっと大人向けの食パン専門店でした。
久が原 高級角食三日月 村井 店舗概要(地図・営業時間など)
店名 | 久が原 高級角食三日月 村井 |
住所 | 〒146-0095 東京都大田区久が原4-9-14 |
地図 | |
アクセス | 東急池上線 久が原駅から徒歩9分 |
電話番号 | 03-6336-5376 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 10:00~19:00頃 |
座席数 | |
公式サイト | https://kakusyokumikazuki-murai.jp/ |
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